NO64 薄毛や抜け毛の原因「低体温症」
2017/08/15
以前のブログで、「血行不良」について紹介しましたが、
低体温症になると、血行不良はもとより、
ホルモンバランスが崩れたり、細胞の回復能力が遅くなったりします。
なぜ低体温症が起こると髪や頭皮も含めて、体調も悪くなりやすいのかと言うと
まずは免疫力が落ちるということがあります。
体温が平均36.5度くらいの状態が、体内の免疫機能が一番活動できる状態なのですが、
1度下がって35.5度くらいになると免疫力が25%低下すると言われています。
その結果、風邪やインフルエンザなどのウイルスに侵されやすくなり、
健康な体の状態を保ちにくくなるのです。
それは、髪や頭皮も同じです。体の調子が悪くなると、
栄養素は、体の重要な部分(心臓や血管、臓器など)に重点的に送られ、
髪や頭皮などの毛細血管が通っている心臓から遠いところまで栄養素が回っていかなくなります。
その状態では、健康な髪が成長することはできないのです。
低体温症は体全体ですが、血行不良も足先や頭の頭頂部などの温度が下がることなので、
低体温症、血行不良とどちらも改善したいものですね。
簡単な改善法としては、体の中から温める方法、
しっかりと体を温める食事を摂りましょう。
唐辛子などは過剰に取り過ぎなければ
カプサイシンも血行を促進してくれて良いですし、
ジンシャー(生姜)なども体を温めてくれます。
季節は違いますが、真夏の暑い日での、
冷たい食べ物や飲み物も少しは良いと思いますが、
取り過ぎや冷房の効きすぎた室内に長時間いることは、
低体温症につながってしまいます。
(私も気を付けます~!!)
もう一つ、体の外から温める方法、入浴です。
お風呂に入るときは、必ず湯船にゆっくりと浸かって
リンパマッサージなどを5分くらいして、
汗を出して体を温めるようにしてください。
(リンパマッサージは指導しますね。)
シャワーだけでは、その時は温まっているつもりでも、
これからの季節は、すぐに冷えて低体温症や冷え性(血行不良)につながります。
最後は、自分で温まる体を作るために、適度な運動をすることです。
運動は激しくなくても大丈夫ですから
エスカレーターではなく、階段を使って上り下りをすることや、
ストレッチやウォーキングなど自分ができそうなことから初めて見てください。
血流が良くなり血行不良が改善に向かい、低体温症も気にならなくなります。
まずは、食事や生活習慣などの簡単なことから少し変化させてみてくださいね。
体は正直なので、必ず良い効果が出てきます。